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歯周病について | 2017/06/03 | 愛犬の歯周病について
愛犬の歯周病を甘く見ていませんか?犬の歯周病は歯だけの問題ではなく、健康にも大きな影響を及ぼすことが分かっています。
犬の歯周病が発生するまでの4段階 歯垢→歯肉炎→歯石→歯周炎
歯垢ができる
歯垢は、細菌・脂質・食べかすなどで形成されています。
歯肉炎が発生 お口の中に残った歯垢内で繁殖した細菌には、毒素を放出するものもあります。
毒素を排出しようとする免疫細胞の攻撃と毒素の両方の刺激によって、歯肉組織が刺激され炎症が進行していく状態のことを、歯肉炎と言います。
歯垢が歯の表面に付いてから約6〜8時間後には、歯肉に炎症が起こり始めます。この段階で、歯肉ポケットができます。
歯石ができる 歯垢が形成されてから2〜3日も放置されると、歯垢の石灰化が進んで歯石が形成されます。 歯石の表面はザラザラしていて歯垢が付きやすいため、歯石の表面にさらに歯垢が蓄積していくという悪循環が起こります。
歯周炎に進行 歯肉ポケットに歯垢や歯石が蓄積していくため、歯肉ポケットが徐々に深くなっていきます。
症状の進行とともに歯肉が痩せていきますが、見た目で歯の根っこが見えている場合は、歯周病がかなり進行した深刻な状態と言えます。
この段階になると歯がぐらぐらするようになりますが、歯のぐらぐらの度合いは、歯石の層が歯を支えているため分かりにくいこともあります。
犬の歯周病は、ある日突然発生するわけではなく、徐々に進行していく病気だということがあらためて分かります。
犬の唾液は人間と比べるとアルカリ性が強く、もともと歯石になりやすい傾向にあります。どの犬も歯周病になる可能性がありますが、とくに注意しておきたい犬の特徴があります。
歯磨きの習慣がない 唾液量が少ない 乳歯が残ったまま永久歯が生えている 噛み合せが悪い 小型犬や短頭種 病気やストレスで免疫力が低下している犬や高齢犬
初期段階 歯周病の初期段階の歯肉炎では、歯肉の腫れや赤み、出血するなどの症状が見られます。この段階で飼い主さんが気づいてあげるのは、なかなか難しいでしょう。
実際に飼い主さんが気づくのは、症状がもっと進行してからというケースがほとんどです。飼い主さんがまず最初に気づく症状は、生臭い口臭です。
歯周病の初期段階では、口臭のほかにも以下のような症状が見られます。
おもちゃなどをくわえて遊ばなくなる 顔を前足でこすって、歯を気にしているような仕草をする 歯を気にしたり食べ物を噛むときに痛がるなどして、食べにくそうにする
さらに進行していくと
顔が腫れる・膿が溜まる・歯が抜ける 歯の深部の炎症・感染が目の下まで広がった場合は、頬が腫れ、重症化すると膿が破裂し皮膚に穴が開きます。また、歯がぐらぐらする・歯が抜けるといった症状も見られるようになります。
歯周病は放っておくと全身性疾患に関わる怖い病気
歯周病の原因となる細菌が全身に循環することで、心臓・肝臓・腎臓などの内臓疾患をはじめ、さまざまな全身性疾患を引き起こすことが分かっています。
歯だけでなく、すべての健康問題につながる犬の歯周病は、決して甘く見ることができない怖い病気です。
普段から、愛犬のお口の中をチェックするクセをつけて、できるだけ早い段階で気付いてあげられるようにしておきたいですね。
当店ではトリミングと一緒に歯磨き、歯石取りしています。 お気軽に質問してくださいね!
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