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熱中症について | 2016/07/09 | 温度よりも湿度に注意! 人間は汗をかくことによって体内の温度を下げますが、犬は足の裏の肉球以外に汗腺がないため、口でハァハァと息をすることによって、体内の温度を下げます。 そのため湿度が高いと、いくらハァハァと息をしても体内の温度が下がりません。犬の平熱は、だいたい38℃前後ですが、体温が41℃以上になると死亡する可能性もあります。
日陰や家の中であっても風通しが悪いと湿度が高いため、熱中症になる危険性があります。 熱中症を防ぐためには、気温だけでなく湿度も気にしてあげましょう。 蒸し暑い日は、エアコンの温度設定を思いっきり下げるよりも、ドライ設定で湿度を下げるほうが、効果があります。犬が快適に過ごせる環境は、だいたい室温23℃〜25℃で湿度50%です。
※クーラーを効かせすぎると、関節炎を引き起こしてしまったり、体調を崩してしまったりするので、あまり強くかけないようにしましょう。 家の中での暑さ対策 真夏の閉めきった室内は、想像以上に暑くなります。いくら直接日光が当たらないとは言え、部屋の中でも換気が悪かったり、カーテンを閉めなかったりすると熱中症になる危険性はあります。
家の中で熱中症を防ぐためには・・・ ●換気を良くする。 ●日の当たる窓は、カーテンを閉める。 ●水を常に置いておく。 ●市販のクールマットなどを置いてあげる。 ※犬の体温を下げるには、直接体を冷やすことが一番効果的です。 ●部屋の湿度を60%以下にする。 ※老犬や病気の犬がいる場合は、部屋の状態を室温23℃〜25℃で湿度50%に近づけると、犬の体への負担が軽くなります。 ●留守番をさせる時は、エアコンをつけて出かける。 ※特に長時間留守番させる時は、気温がどれくらい上がるか予想がつかないので、必ずエアコンをかけて出かけましょう。 外での暑さ対策 犬を外で飼っている場合、日中はかなり気温が高くなります。特に、南側で日陰がなく、土もないような場所では、確実に熱中症、熱射病になってしまいます。 そのような場所で飼っているのであれば、夏だけ違う場所に移動してあげましょう。
外で熱中症を防ぐためには・・・ ●直射日光の当たる場所にはつないでおかない。 ●風通しのよい日陰に犬がいられるようにする。 ●コンクリートよりも土のある場所にいられるようにする。 ●水をまいてあげる。 ●常に新鮮な水を置いておく。
※北海道や東北地方など涼しい地方以外では、夏は出来るだけ室内(玄関等)に移動してあげましょう。 出かける時の注意事項 夏の暑い日は安易に犬を連れて出かけないようにしましょう。 犬は人間よりも体高が低いので、私たちよりもアスファルトの熱の影響を受けてしまいます。犬を連れて出かける時は、十分注意してください。
犬を外に連れて出かける時に気をつけることは・・・ ●地面のアスファルトを触って、熱くないかをチェックする。 ●散歩は、早朝か夕方に行くようにする。 ●出来るだけ日陰を歩くようにする。 ●海など日陰のない場所には、連れて行かない。 ※海水浴などに犬を連れて行くことがあると思いますが、浜辺は日陰がなく、砂浜は非常に熱いので、熱中症になる危険性が高いです。 ●ちょっとの時間でも、車の中に置いて出ない! ●小型犬でキャリーバッグに入れて移動する場合は、保冷剤やアイスノンをタオルにくるみ、キャリーバッグの底に敷いてあげる。 ●毛色が黒い犬などは、白いTシャツを濡らして着せてあげる。 熱中症にかかりやすい犬 熱中症には、かかりやすい犬種やタイプがあります。
熱中症にかかりやすい犬は・・・ ●鼻の短い短吻種 (シーズー、ペキニーズ、パグ、ブルドッグ、ボクサーetc.) ●北方生まれの犬種 (シベリアン・ハスキー、ボルゾイ、サモエドetc.) ●被毛が厚い犬種 (シェットランド・シープドッグ、グレート・ピレニーズect.) ●肥満気味の犬・・・脂肪によって体温が下がりにくい。 ●老齢犬・・・環境や気温の変化に適応しにくい。 ●体調が弱っている犬・・・暑さの影響を受けやすい。 ●毛色が黒い犬・・・太陽の熱を吸収しやすい。 熱中症になってしまったら 熱中症は、命に関わる怖い病気です。少しでも早い応急処置が重要になります。
熱中症の症状・・・ ●ハァハァと呼吸が浅く速くなる。→熱中症の初期症状 ●ぐったりして元気がなくなる。→要注意の状態 ●目が充血したり、口の粘膜が鮮紅色になる。→要注意の状態 ●呼吸が速く、粘り気のあるよだれを流している。→すぐ病院へ ●体温が41℃以上になる。→すぐ病院へ ●痙攣や発作を起こす。→すぐ病院へ
熱中症の応急処置・・・ ●外であれば、まず涼しい場所に連れて行く。 ●首もと、脇の下、後肢のつけねに水道水をかけ、とにかく体温を下げる。 ※氷水など冷たすぎる水はかけない。 ●少しずつ水を飲ませる。
少しでも熱中症の疑いがあれば、応急処置をして必ず病院に連れて行ってください。
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